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EXPAND(1) General Commands Manual EXPAND(1)

名前

expand - タブをスペースに変換する

書式

expand [-i] [-TAB1[,TAB2...] [-t TAB1[,TAB2...] [--initial] [--tabs=TAB1[,TAB2...] [FILE...]

expand [--help] [--version]

説明

expand は指定された FILE の内容を標準出力に書き込む。 その際、タブ文字を適当な数のスペースに置き換える。 FILE が 1 つも与えられないと標準入力から読み込む。また FILE が `-' だった場合には、そのファイルには標準入力が用いられる。

デフォルトでは expand はすべてのタブをスペースに変換する。バックスペース文字は出力に保存され、 タブの計算における桁数を減らす作用をもたらす。デフォルトの動作は `-t 8' が指定された場合と同じ (タブを 8 桁おきに設定する)。

オプション

タブストップが 1 つだけ与えられた場合には、 タブを TAB1 おきに設定する (デフォルトは 8)。 その他の場合は、タブを TAB1 桁、 TAB2 桁... に設定し (桁数は 0 から数え始める)、 与えられた数以降のタブはスペース文字 1 つに置き換える。タブストップを --tabs オプションで指定する際には、それぞれの間は空白またはコンマで区切る。 短縮形式 -TAB... は推奨されない。
それぞれの行の先頭タブ (initial tabs) のみをスペースに変換する。 「先頭タブ」とは、行先頭から続くタブ文字の集まりのこと。
標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。
標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。

注意

プログラムのバグについては bug-textutils@gnu.org に報告してください。
man ページは Ragnar Hojland Espinosa <ragnar@ragnar-hojland.com> が作成しました。

7 October 2002 GNU textutils 2.1